裏込注入なしタイプ NOS Ⅱ型
NOS Type-Ⅱ
敷設函体と地山の空隙部は土砂等で埋戻しを行いながら掘進
裏込注入なしタイプ(NOS Ⅱ型)の概要
NOS Type Ⅱ
上部が開放されたオープンシールド機を1函体の土留めとして使用する。
切羽内部の地山を地上より掘削しながら、敷設函体を反力として、オープンシールド機内に搭載されている油圧ジャッキの伸長によりシールド機を前進させる。
函体上部及び側部については直ちに埋戻しを行う。また、函体の基礎はPC板と砕石で築造し、毎函体完成形を作る。
特徴
- 急曲線施工の対応が可能
- クレーンやバックホウの走行、旋回が困難なせまい箇所では、函体吊り下ろし設備とバックホウをシールド機上に搭載して施工可能
- 工事を分割する際、オープンシールド機を地中に残置することがが可能であり、残置期間中は損料が発生しない
- オープンシールド機上に直接覆工し路面開放が可能
- オープンシールド機に隔壁があるため、作業員の安全を確保可能
- 函体基礎築造が可能な箇所に適する
- 自立性のある地盤に適する
- 裏込注入タイプ(NOS Ⅰ型)と比べ経済的
適用条件
曲線 | 周辺地盤 への影響 | 水路改築 への対応 | 土質・地下水 | |||
---|---|---|---|---|---|---|
粘性土 | 砂質土 | 礫質土 | 地下水 | |||
○ | △ | ○ | ○ | △ | ○ | ※△ |
※補助工法が必要な場合もあります
施工状況図
施工断面図