自走タイプ NOS Ⅴ型
NOS Type-Ⅴ
オープンシールド機は地山との周面摩擦を反力に自走掘進
通常の函体を使用可能で工期短縮が図れる
自走タイプ(NOS Ⅴ型)の概要
NOS Type Ⅴ
シールド工法の手法を取り入れた移動式土留め工法であり、上部が開放されたオープンシールド機を1函体の土留めとして使用する。
切羽内部の地山を地上より掘削しながら、オープンシールド機、及び地山の周辺摩擦を反力として、オープンシールド機内に搭載されている油圧ジャッキの伸長・収縮によりシールド機を前進させる。
函体上部及び側部については直ちに埋戻しを行う。また、函体の基礎はPC板と砕石で築造し、毎函体完成形を作る。
特徴
- 曲線施工の対応が可能
- 開削用函体や矩形以外の敷設構造物にも適用可能
- オープンシールド機に隔壁があるため、作業員の安全を確保可能
- 函体基礎築造が可能な箇所に適する
- 自立性のある地盤に適する
- 各種作業を並行して行う事が可能となり、日進量が増大、少ない構成人数で施工可能
- 4タイプ中最も経済的
適用条件
曲線 | 周辺地盤 への影響 | 水路改築 への対応 | 土質・地下水 | |||
---|---|---|---|---|---|---|
粘性土 | 砂質土 | 礫質土 | 地下水 | |||
△ | △ | △ | ○ | △ | △ | ※○ |
※補助工法が必要な場合もあります
施工状況図
施工断面図